サウナーの間で耳にする言葉「あまみ」。あなたも聞いたことは、ありませんか?僕は、サウナ初心者の時に『あまみ』を体験しました。
その時に「なんじゃこりゃー!」ってなって、起きた現象について調べまくった記憶があります。
この記事では、『あまみ』について僕の実体験も踏まえて詳しく解説していきます!
こんな人にオススメ
- 体に出る赤い模様ってなに?
- サウナー達が言う『あまみ』って?
- 『あまみ』って体によくない?
この記事を最後まで読むと、あなたも『あまみ』を求めてサウナに行きたくなっているはず!
では、いってらっしゃい!
あまみとは?サウナで出る赤い模様の正体

血流の変化によって生じる健康な血流のサインで、肌に赤いまだら模様が出ることを『あまみ』といいます。
でも、急にこんな現象が起きたらビックリしますよね?僕も初『あまみ』の時は、ビビりました。笑
でも、『あまみ』は体に悪いものではないので安心してくださいね!次項から更に詳しく解説していきます。
あまみが出るメカニズム 血流と自律神経の関係

サウナでの血管拡張
サウナ(80〜100℃程度)に入ると、体温が急上昇します。
体は 熱放散のために皮膚表面の毛細血管を拡張 させます。
これにより皮膚が赤くなり、心拍数も上昇(1.5〜2倍)します。
水風呂での血管収縮
水風呂(15〜20℃程度)に入ると、体は熱を逃がさないように毛細血管を急速に収縮させます。
このとき、血流は皮膚から内臓や脳へシフト。
自律神経では交感神経が優位に働きます。
外気浴(休憩)での再拡張
水風呂から出て休憩すると、副交感神経が優位になりリラックス状態に。
血管は再び拡張して皮膚に血液が戻ってきます。
ここで「血管の拡張・収縮のリズム」が部位ごとにズレるため、まだら模様(あまみ)が現れます。

『あまみ』は、温冷交代浴をしていると自然に出るようですね。
あまみが出るのは良いサイン!4つの理由

あまみは 「血流反応と自律神経の切り替えがうまく働いている証拠であり、しっかり温冷交代浴できている目安」 として良いものと考えられています。
血流がしっかり巡っている証拠
血管は、サウナで拡張→水風呂で収縮→外気浴で再拡張。
血管のポンプ作用で、体の隅々まで血流が巡りやすくなります。
その反応が、「あまみ」として可視化されます。
自律神経がしっかり切り替わっているサイン
サウナ・水風呂の交代浴を行うことで、交感神経が優位に働き、外気浴で副交感神経が優位に働きます。
この切り替えがうまくできている人ほど、「あまみ」が出やすいです。
つまり、「ととのい」に向かう過程として肯定的に捉えられます。
温冷交代浴ができている“目安”になる
サウナ→水風呂→外気浴をしっかりこなしたときに出やすいです。
目に見える変化なので「今日もちゃんと入れた」と実感できます。
サウナ体験の充実感につながる
サウナーにとっては、ご褒美サインのような存在。見た目の変化があることで、達成感や安心感が得られるのです。
上記のことから、あまみは 「血流反応と自律神経の切り替えがうまく働いている証拠であり、しっかり温冷交代浴できている目安」 として良いものと考えられています。
ただし「出ない=悪い」ではなく、あくまで一つの体のサインです。

良いサインっていうのは安心できますね!
確かに『あまみ』が出た時は、気持ちよく ととのえた記憶が!
僕のあまみを意識した入り方

① まずはサウナでじっくり温まる
いつも入るのは80〜90℃くらいのサウナ。だいたい10分前後、心拍数が上がってきて汗がにじむくらいまで座ります。
僕はスマートウォッチで心拍数を測っています。平常時の心拍数が70程なので、2倍の140くらいまでサウナ室に入っています。
心拍数が上がると同時に体の芯まで熱が届いてくる感覚があって、「これで次の水風呂が効きそうだな」と思える瞬間があるんですよね。
② 水風呂にゆっくり浸かる
サウナから出たらすぐに水風呂へ。15〜18℃くらいが多いですが、施設によってはもっと冷たいところも。
最初は手足から、ゆっくり体を沈めていきます。
冷たさで呼吸が乱れるんですけど、しばらくするとフッと呼吸が落ち着くタイミングがあって、そこまで我慢できたらOK。
毛細血管がキュッと縮む感じがして「これは、あまみが出るぞ」と思います。
③ 外気浴でととのえる
その後は椅子やデッキに腰掛けて、5〜10分くらいのんびり。
できれば横になれると最高です。
冷えた体に外気が当たりながら、副交感神経が優位になってリラックスしてくると、じわじわ血管が広がっていくのが分かります。
このとき皮膚に赤いまだら模様が浮かんできて、「お、出てきた!」とちょっと嬉しくなるんですよね。
④ 2〜3セット目で本領発揮
不思議と1回目よりも2回目、3回目の方があまみが出やすいです。
血流がどんどん良くなって、皮膚の反応がはっきり見える。
まさにサウナをしっかり楽しんでる証拠だなと感じます。

無理は禁物です。
ただ、しっかり熱いサウナと冷たい水風呂に入った時に『あまみ』が出やすい感覚があります。
あまみを出しやすくする3つのコツ

- サウナ前に水分をしっかり取る
→ 脱水を防ぎつつ血流を促進。 - 水風呂は動かずじっと浸かる
→ 皮膚の表層が均等に冷える。 - 外気浴で自然乾燥に任せる
→ 血流の戻りがスムーズになりやすい。
あまみを出すには:「芯まで温まる → しっかり冷やす → ゆっくり休む」
これを2〜3セット繰り返すことが王道です。
あまみを狙うときの注意点6つ【初心者必見】

- 無理に長く入らない
- 水風呂は短め&自分の体調に合わせる
- 体調が良くない時や飲酒時は控える
- 出やすさには体質差がある
- 皮膚のトラブルに注意
- 水分補給を忘れない
1. 無理に長く入らない
- サウナに8〜10分以上入れば十分。
- 「あまみを出したいから」と20分以上粘るのは危険(脱水・のぼせ・熱中症リスク)。
2. 水風呂は短め&自分の体調に合わせる
- 15〜18℃なら1〜2分でOK。
- 12℃以下の強冷水風呂は30秒〜1分でも十分。
- 冷たすぎる水風呂に長く浸かると、心臓に強い負担がかかる。
3. 体調が良くない時や飲酒時は控える
- 寝不足・疲労・飲酒後は血圧変動が大きくなり危険。
- この状態であまみを狙うと倒れるリスクあり。
4. 出やすさには体質差がある
- 血管の太さや皮膚の厚みで出やすい/出にくいがある。
- 「出ない=効果がない」わけではないので焦らない。
5. 皮膚のトラブルに注意
- あまみは正常な反応だが、ヒリヒリ感や痛みがある場合は刺激が強すぎ。
- 繰り返すと乾燥や炎症につながることもある。
6. 水分補給を忘れない
- サウナで大量に汗をかいた状態で血管を急に収縮させると、立ちくらみや脱水リスク。
- サウナ前・外気浴後に水分をしっかり取ること。
まとめ あまみは“ととのい”への通過儀礼だった!

あまみは、体がしっかり温冷交代浴できたサイン。
出ても出なくてもサウナは最高ですが、あまみが浮かんできたら「よし、今日もととのった!」と自分を褒めてあげましょう。