サウナ好きがよく使う「ととのう」という言葉。
でも初心者にとっては「一体どんな感覚なの?」「本当に効果があるの?」と疑問に思うことも多いと思います。
僕自身もサウナを始めたばかりの頃は半信半疑でした。しかし、サウナ→水風呂→外気浴を繰り返す中で、心と体が一気にリセットされるような“ととのい”を経験しました。
この記事では、初心者の方にわかりやすく、サウナーのリアルな体験談と科学的な解説を交えて「ととのう」現象の正体と楽しみ方を徹底的に解説します。
ではどうぞ!
「ととのう」とは?

「ととのう」とは、サウナ・水風呂・外気浴をセットでおこなったときに訪れる何とも言えない快感のこと。
- 頭の中がスッキリする
- 身体が軽く感じる
- 心が落ち着き、リセットされる
まるで瞑想や深い睡眠から覚めたような感覚で、多くのサウナーがこの状態を「ととのったー!」と表現しています。
“ととのう”って表現がしにくいんですけど、ひとことで言うと『めちゃくちゃ気持ちいい状態』です。笑
僕が初めて「ととのった」体験談

僕が初めて“ととのい”を感じたのは、サウナ歴1か月目。
サウナで10分ほど温まり、水風呂に1分入ったあと、外気浴の椅子に座り3分程たったあとでした。
頭の中で考えていた雑念がフッと消え、無音の世界に漂っているような浮遊感。
身体は軽く、風が体のどこに当たっているか分かるくらい、神経が研ぎ澄まされているような感覚。
「これが”ととのう”の正体か」と、自然に腑に落ちた瞬間でした。
またまた抽象的になってしまいました!笑
でも、次からは科学的視点から解説していきます。
科学で解説する「ととのう」の仕組み

体験だけでなく、医学的にも「ととのい」は説明できます。
1. サウナ(温熱刺激)
- 体温が上昇し、交感神経が優位になる
- 心拍数・血圧が上がり、体が「活発モード」に
2. 水風呂(冷却刺激)
- 急激な冷却で血管が収縮
- 自律神経が切り替わるスイッチとなる
3. 外気浴(休息)
- 徐々に体温が落ち着き、副交感神経が優位に
- 脳内ではエンドルフィン(多幸感ホルモン)、セロトニン(安定感)、オキシトシン(リラックス)などが分泌される
この「自律神経の切り替え」と「ホルモン分泌」の組み合わせが、独特の快感=“ととのい”をもたらすのです。
広島大学の研究によると、サウナ温冷交代浴は入浴直後から交感神経活動を抑制し、リラックス効果をもたらすことが確認されています(日本健康学会誌, 2025)。
上記、研究結果の通りサウナ後に「頭がスッキリ」「体が落ち着く」と感じるのは、まさにこの交感神経の抑制+心拍数の低下によるものだと考えられます。
つまり「ととのう」は気のせいではなく、しっかりと科学的に裏付けのある現象なんです。
サウナと水風呂で体が危機感を感じ、外気浴で「やっと解放されたー!」という安心感。
これによって、幸福感が次第にこみ上げてきて気持ちよくなるイメージですね。
ととのうことで得られる効果

初心者の方にも実感しやすい効果は以下の通りです。
- ストレス軽減(気分が前向きになる)
- 睡眠の質改善(寝付きが良くなる)
- 集中力アップ(頭が冴える)
- 心身のリフレッシュ(疲れがリセットされる感覚)
僕自身もサウナに通うようになってから、寝付きが早くなり、仕事中の集中力が増したのをはっきり感じました。
おすすめは、朝サウナに入ること!
活気溢れた1日を体験できると思います。
初心者におすすめの「ととのう」手順

無理をしない範囲で、以下の流れを試してみましょう。
- サウナ:8〜12分(体調に合わせて調整)
- 水風呂:30秒〜1分(冷たすぎる場合は短くてもOK)
- 外気浴:5〜10分(リラックスして呼吸を整える)
これを2〜3セット繰り返すと、多くの人が“ととのう”感覚を得られるはずです。
↓サウナの入りかた・水風呂の入りかたについては、下記の記事で詳しく紹介しています↓
【初心者向け】サウナの入り方完全ガイド|初めてでも安心!基本の流れとポイントを徹底解説
【サウナ好きに届けたい】水風呂の効果・入り方・注意点をゆるっと解説!“ととのい”に欠かせない理由とは?
まとめ

「ととのう」とは、単なる流行語ではなく、体験と科学の両方で説明できる現象です。
サウナで交感神経を高め、水風呂で刺激を与え、外気浴で副交感神経が働く。このリズムによって心身がリセットされる。
初心者でも正しい手順を踏めば、必ず“ととのい”を体験できます。
サウナをただの入浴で終わらせず、この極上のリフレッシュをぜひ体験してみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。